日本市場において、軽自動車のシェアナンバー1を競うスズキ株式会社。
同社を代表する軽ワゴン車・ワゴンRの新型車両『NEW ワゴンR 』が8月25日に発売されました。
CMにはハリウッド版ゴジラでの主演も記憶に新しい国際的俳優・渡辺謙を起用。世界的に注目を集めている若きクリエイター・madeonが手がけたエレクトロニック・ダンス・ミュージックに乗せて、渡辺謙がSFさながらの演出で革新性を表現。『軽自動車は、新しいエネルギーを手に入れた。』というキャッチコピーと共に強烈なインパクトを与えております。
スズキ独自開発の「S-エネチャージ」は、モーターの力で加速時にエンジンをアシストすることにより、32.4km/Lという軽ワゴン車No.1の低燃費を実現しました。
他にも高効率リチウムイオンバッテリーを採用し、減速時のエネルギーで発電・充電する「エネチャージ」や、アイドリングストップ中にエアコンが送風に切り替わっても冷たい風をキープする「エコクール」など、最先端の省エネルギー技術をフルに活かした車両となっております。
同車の発売後に、スズキの株価は上昇。投資家からの期待度も伺えます。
また、本日(8月28日)には、2014年7月 四輪車生産・国内販売・輸出実績(速報)が発表されました。こちらの統計を見ても、やはり軽自動車のシェアが最も大きな材料と言えるでしょう。
株価としては、
PBRが1.43倍、PERが16.66倍と適正な価格となっております。ワゴンRが発売されて間もないので、今後の売上によって株価の変動が予測されます。
また、8月31日から9月3日にかけて、インドの新しい指導者として経済界でも注目されているナレンドラ・モディ・インド首相が公賓として来日します。
今回の来賓は日本とインドの親善を目的とするものであり、投資家の間でも既にインド関連銘柄が注目され始めております。
インドでの自動車シェアのうち4割を占めるスズキは、まさにインド関連銘柄としても有力であり、ワゴンR発売と共にモディ首相の来賓が好材料となっております。
10月2日から開催される2014パリモーターショーで新型SUV「VITARA」を初公開する事も決まっており、前年より落ち込んだ欧州への輸出でも巻き返しをはかります。