2000年に設立されたITベンチャー企業。名古屋に拠点をおき、インターネットおよびモバイルを主軸においたサービスを行っております
事業内容は『エンターテイメント事業』と『ライフスタイルサポート事業』の2つに分かれますが、やはり同社で有名な商品はスマートフォン向けソーシャルゲームでしょう。
AKBの小嶋陽菜をCMに起用して大々的にプロモーションを行った『ダークサマナー』はそれまでのソーシャルゲームとは明らかに一線を画した本格的なダークファンタジーとなっており、通なゲーマーもうなるような世界観で異彩を放ちました。
結果として『ダークサマナー』は国内のみならず海外でも大絶賛され、累計700万ダウンロードを突破しました。
他にも、仮面ライダーとコラボしたユニークなオンライン麻雀アプリ『麻雀 雷神 -Rising-』や、自分好みの競走馬を育ててオンライン対戦ができる競馬シミュレーションゲーム『ダービーインパクト』など、次々とヒット作を排出しました。
また、ダークサマナーに続くファンタジーとしてリリースされた『レギオンウォー』も売上を伸ばしております。
このようにエンターテイメント事業の方が注目されがちではありますが、決算短信を底上げしているのは実のところ、もう一方のライフスタイルサポート事業部門。
同社のウェブサービスとして、
- 引越し侍(引越し比較・予約サイト)
- ナビクル (車査定・車買取サイト)
- すぐ婚navi(結婚式場情報サイト)
以上の3つがありますが、引っ越し侍が引っ越し繁忙期の影響で過去最高の四半期売上を達成しました。
ナビクルも同様に引っ越し繁忙期に伴う買い替え需要により売上増加、すぐ婚naviは消費税増税前の駆け込み婚需要でこちらも過去最高売上となりました。
株価としては、
PBR(一株あたりの純資産)が約17.20と、割高な状態となっております。
6/3にスマートフォン向け携帯サービスのLINEが上場を発表し、同サービスを提供している企業として株価が6/9~6/10にかけて急騰したのです。
新たな通信手段としてもはや幅広い層に定着してきているLINEがいよいよ上場との事で、Facebookの時を彷彿とさせる関連銘柄インフレが起こり、一時的に過熱状態となりました。
株価が落ち着いてきてもなお、6/13に発表された決算短信が好調という事もあり、今なお上げ相場をキープしている状況です。
8/8は主要ゲームである『レギオンウォー』がリリースされてちょうど1年を迎えるので、何かしらの記念キャンペーンを行う可能性もあります。
着実に実績を伸ばしてきている会社なので、新作ゲームがリリースされた時などは株価の変動が予想されます。