カービューと言えば、YAHOO!JAPANやセブン-イレブン・ジャパンと並んでインターネット黎明期より運営されている老舗サービスです。
昨年末には主要株主であるソフトバンクの全保有株がヤフーに譲渡され、ヤフーの連結子会社となったカービューですが、今年の3月には、ヤフーと自動車関連サービスで業務提携する事に合意しました。
6月6日(木)より、同サイトは「YAHOO!自動車」と統合し、名称が「carview」から「carview!」(読み方は変わりません)に変更となります。
同時に、2550株の自己株式取得および業績目標達成コミットメント型有償ストック・オプション、さらには9月に株式分割が行なわれる事も発表されました
従業員のモチベートおよび株主への還元を強力にプッシュしたことにより、上記全てをIR情報として発表をした4月25日(始値:112,000円)以降、株価が急騰し、5月15日(水)には最高値320,000円まで上がりました。
現在は、IR発表の過熱が冷めて落ち着いてきてはいますが、上記のように今後の業績には要注目です。
社員への新株予約権発行により、業績がそのまま株価に反映される形となりますので、YAHOO!自動車との統合によってどのような値動きを見せるのか期待が高まります。
今やすっかり大手となったgoo-netやカーセンサーに加えてガリバーという強力なライバルも現れ、苦戦を強いられているであろう中古車業界。
しかしながら、有名チェーン店ほど、店員の対応やサービスの手落ちなどで何かと風評にさらされているのも事実です。
一体どこを信用して良いのかわからなくなる、不透明な情報。
裏を返せばそこに大きなソリューションがあるかも知れません。
ここは一つ、老舗として長年培ったきたノウハウとネームバリューを活かし、混迷するインターネットユーザーに安心・信頼を与えられるサービス展開をして欲しいものです。
5/31追記:
ホリスティック企業リサーチによる証券アナリストレポートが発表されました。→コチラ(PDFファイル)