ミクシィといえば、ソーシャルネットワークを国内で爆発的に普及させ、我が国においてはSNSの元祖とも言うべき会社。
昨今はツイッターやフェイスブックといった海外産SNSに主役の座を奪われ、利用者が激減しているというmixi。
そんなミクシィがソーシャルゲーム『モンスターストライク』をリリースし、起死回生の大ヒットとなりました。
【2121】ミクシィのIR情報・決算短信など
これを受けて11/12の第二四半期決算報告よりジワジワと株価が上がり、モンスターストライクの利用者数とともにウナギ登り。
12/2にはモンスターストライクの利用者数が30万人を突破、株価も決算報告日のおよそ4倍近くに膨れ上がりました。
この『モンスターストライク』というゲームは、簡単に言えば昔懐かしい『おはじき』をベースに、『モンスター育成』『オンライン対戦』といったソーシャルゲームの鉄板要素を盛り込んだもの。
現状はiOS版のみとなっておりますが、今後Android版がリリースされたらさらに利用者数が増えていくものと思われます。
昨年の大ヒット作『パズル&ドラゴンズ』や、3DSで好調な売れ行きとなっている『モンスターハンター4』を意識した作りであるのは明確ですが、ゲーム内容は独自性があり、新たなキラーコンテンツとして受け入れられるには十分な内容です。
そもそも『パズル&ドラゴンズ』にしても、一般的に広く定着していたスライドパズルをベースにしたものです。
ヒット作品の共通点として、どれも基本は王道ゲームであり、アイデアとセンス次第でこういったゲームはいくらでも作れるはずです。
つまり、今後もこういった『昔ながらの単純な遊び』に着目し、ソーシャルゲーム要素を加えたヒット作が、どの会社から生まれてもおかしくない状況と言えます。
【2121】ミクシィの市況展望
昨年にガンホーオンラインエンターテイメントが『パズル&ドラゴンズ』で瞬く間に爆発的な収益を上げ、株相場の台風の目とも言える超大型急騰銘柄となったのもまだ記憶に新しい今日この頃。
SNS古参のミクシィが、『モンスターストライク』で第二のガンホー的ポジションとなるか…
もちろん、アイデアと開発環境さえあれば、個人でも簡単に販売することが可能というのがソーシャルアプリのメリットです。
従来のコンシューマ向けゲームと違い、開発が低コストで抑えられるので、今後も続々と新たな企業が上場してくる事が予想されます。
中小企業がキラーコンテンツの起爆剤ともなり得るソーシャルゲーム関連の銘柄は今後も要注目です。